【担当日誌】お墓の基礎(土台)について
施工部の関口です。
最近は気温の差が激しく体調を崩されている方が多くなって来ているようです。
簡単に羽織れる物を持って頂くと温度調節が出来て宜しいかもしれません。
本日はお墓の基礎部分(土台)についてお話させて頂きたいと思います。
皆様はご自身のお墓の基礎部分(土台)がどのようになっているかご存じでしょうか?
ご存じない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
お墓によって様々でコンクリートが打たれている物もあれば古いお石塔を土の中に埋めてあるもの、何もなく土だけのものもあります。
古くに建てられたお墓は基礎部分が土のみのものよく見られます。
このような場合は土台としての強度は非常に不安定なものになります。
地震や雨による長年の浸食で下の写真のようにお墓が土台ごと傾いてしまうケースが多く見られます。
このように傾いてしまうと竿石(一番上の細長い石)は特に不安定になってしまい、それ程大きな地震でなくても倒壊してしまうこともあります。
このような状態を放置してしまうのは隣のお墓や通路に人がいた場合に危害を与えてしまう可能性があります。非常に危険だということがお分かり頂けるかと思います。
当社での基礎工事は地盤改良工事及び鉄筋ベタ基礎工事というものを行っております。
聞いたことがない方もいらっしゃるかと思いますのでご説明させて頂きます。
鉄筋ベタ基礎工事というものは、深さ20cm程掘った所に砕石と呼ばれる石を敷き詰めます。
そしてランマーと呼ばれる転圧機で叩いて均していきます。
これをすることにより重たい石が乗った時に地面が沈み込むのを防ぎます。
地盤改良工事というものは、均等にパイプを打ち込むことで不同沈下を防ぐことが出来ます。
不同沈下とは不均一な沈下のことで傾きや傾きによる亀裂を生じます。
パイプを打ち込んだ後に鉄筋を均等に配置しコンクリートを流し込みます。
鉄筋を均等に配置することにより石の重さを面全体で支えることが出来るためより耐震性が増します。
このような工程を踏んでお墓の基礎(土台)を作っております。
当社の基礎工事では地盤改良工事と鉄筋ベタ基礎工事の2つをセットで必ず行うことでより耐震性の高い基礎(土台)を作っております。
また、当社では今現在建っているお墓の基礎(土台)の打ち直しというのも行っております。
前回のブログでお話しさせて頂いた免震対策を行って頂くと地震対策は万全なものになるのではないでしょうか。
内閣府の発表で今後30年以内で首都直下型地震が起こる可能性が70%とも言われております。
先祖代々引き継がれてきた大切なお墓です。
これからも大切に守っていくためにも備えあれば患いなしかと思われます。
この記事を読んで頂いたのを機に少しでもお考え頂ければ幸いです。
弊社ではお墓の無料点検を行っております。
お気軽にご相談下さい。