【担当日誌】仏名(戒名・法名・法号)について
暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
営業の水口です。
仏名についてご説明をさせて頂いたことがございますが、
再度お彼岸も近くなりましたのでご先祖様についている仏名が
どのようなものなのか再確認していただければと思いご説明させて
頂きます。
仏名(戒名・法名・法号)とは、
浄土には俗名のままでは行けない、ということが大前提としてあります。
葬儀では、僧侶が式を取り仕切り、死者へ引導を渡します。
この引導を渡すというのは、俗世間から浄土へ導くことをいいます。
こうして浄土に導かれたあと、浄土での呼び名として必要になるものが
仏名です。仏名は、宗派によって呼び方が異なります。
天台宗、真言宗、曹洞宗などでは戒名、浄土真宗では法名、
日蓮宗では法号と呼びます。ここからは戒名と呼ばせて頂きます。
戒名は仏の弟子になったことを意味してつけられる名前で、
本来は生前につけてもらうものでした。
仏教では、亡くなる人は仏の弟子になるとされて、戒名をつけます。
戒名はどんな人でも2文字で表現を致します。
2文字で表現することには、仏教の世界では全ての人が平等である、
という意味があるといわれています。
本来戒名自体は2文字ですが、現代では戒名以外の3つの号を組み
合わせた、4構造で表現されたものが戒名(宗派によって異なります)
と呼ばれることが一般的になりました。
位牌や塔婆、墓石に記されているものの多くはこの4構造からなる
戒名です。
院号、道号、戒名、位号4つ繋げて6~12文字の長さが一般的です。
(宗派によっては3文字~13文字以上のものもあります。)
「・・院(院号)・・(道号)・・(戒名)・・(位号)」
これは宗派によって構成が変わり、誉号、梵字、日号といった宗派特性の
ものがつくこともあります。
※院号は、生前お寺や社会に多く貢献した人に与えられるもの。
本来院号がつく人というのは、お寺を建立するくらいお寺に貢献
した人のことでした。そのほか天皇をはじめとする皇族や、
将軍家など、高い身分や地位がある人にはほとんど院号が
付いています。
※道号は、悟りを得た者の称号であり、その人を表すものです。
道号がついて格式が上であるという認識から、多くの人がつける
ようになった。道号を大まかに表現すれば、その人の特徴・趣味
などをから文字を取る。
※戒名は、浄土での呼び名です。
一般的に、俗名という普段使っている名前から一字取り、
もう一字を尊敬する人から、仏様から、または説教が
書きとどめられた経典から取ってつけられます。
※位号は、性別や年齢、地位によって変わります。
大居士(清大姉)・居士(大姉)・信士(信女)の順になります。
15歳くらいまでの子供の場合・・・童子、童女
6歳くらいまでの幼児の場合 ・・・孩子、孩女
0~1歳の場合 ・・・嬰子、嬰女
成人の場合、一般的には信士(信女)が多く使われています。
ご先祖様の戒名がお墓に彫られているか再確認してみては。
その際お墓について気になったことなどがありましたら、是非とも
弊社までご相談くださいませ。
石塔の免震施工などの各種メンテナンス、戒名の追加彫刻、
さらにリフォームに関しても承っております。
お墓の点検は無料にて行います。お気軽にご連絡下さいませ。
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