【担当日誌】施餓鬼について
こんにちは。
施工部の関口です。
雨が多くジメジメとした日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今の時期、多くのお寺で「施餓鬼」(せがき)といったものが執り行われております。
よくご存じでない方もいらっしゃるかと思いますので
今回のブログでは施餓鬼についてお話させて頂きたいと思います。
施餓鬼とは文字通り餓鬼に施しを行うことを意味します。
曹洞宗では施食会(せじき)と呼びます。
餓鬼とは生前に悪い行いをし地獄へ落ちた魂や食べ物を粗末にしたり、
俗世で供養してもらえなかったりして無縁仏になってしまった霊が
地獄へ落ちて鬼になってしまったもののことです。
餓鬼は地獄で常に飲食をすることが出来ないため飢えと渇きに苦しんでいるため
食べ物や飲み物をお供えものとして捧げ、法要を執り行います。
施餓鬼の法要を行うとお経に乗せて届けられた食べ物や飲み物を餓鬼が口にすることが出来、
満たされて餓鬼道から救われるとされています。
餓鬼になってしまった霊はお施餓鬼を行ってくれた人の優しさで大切なことを学んで成仏し、
施す側もこのことで徳が積まれます。
また、施餓鬼には先祖の霊が帰るのを手助けする役割もあり、成仏することも出来ず彷徨うしかない餓鬼の霊はお盆の時期に帰る霊を羨ましく思い邪魔しようとします。
こういったことからお盆の時期に施餓鬼の法要を執り行い、先祖の霊が帰って来られるようにするのです。
施餓鬼には仏の教えを学ぶ機会にもなっておりまして
・苦しんでいる人を見返りなく助ける
・他人でも惜しみなく分け与える大切さ
など多くのことが学べ、自分自身を振り返る大切な機会となっております。
まだこれからご自身のお寺で施餓鬼の方は感染予防に注意して参加して頂ければ幸いです。
施餓鬼に参加して頂くことで思いやりの大切さ周りの人からの優しさに気付ける良いきっかけとなるのではないでしょうか。
また、この時期お墓詣りに行かれる方も多くいらっしゃると思います。墓地は石の照り返しで他の場所より気温が高くなりがちです。熱中症に十分注意してお詣り下さい。
お墓についての疑問や質問などございましたら是非弊社までご連絡下さい。
ご連絡お待ちしております。
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